助教 佐竹 良亮

小児外科を選んだきっかけは?

もともと特定の診療科に携わりたいという思いがありました。その中で関西医大は、他の大学病院と比べても非常に多くの診療科が揃っており、オープンな雰囲気で、幅広い分野に触れられる環境が魅力でした。まずはこの病院で研修をしようと思い、その中で外科、さらに小児外科に興味を持ち、子どもの治療に携わりたいという思いから、最終的にこの診療科を選びました。

今までで一番大変だったこと

僕が研修医だった時に現在の教授が赴任され、科の雰囲気が大きく変わるタイミングでした。入局当初は、教授と先輩の先生、そして僕の3人という少人数体制でスタートし、診療・手術・教育などすべてを回していくのは本当に大変でした。その頃はしんどいと感じることも多かったですが、今では後輩もどんどん増え、振り返れば貴重な経験だったと思います。一番大変だったのは、やはり人数が少ない中で多くの役割を担っていたあの時期ですね。

今までで一番うれしかったこと

外来を担当している中で、患者さんやご家族に病気の説明をした後、「先生が手術してくれるんですか?」と聞かれ、「はい、私が担当します」とお伝えすると、「それならよかったです」と言っていただけることがあります。そういった言葉をかけていただける瞬間は、本当に嬉しく、やりがいを感じる場面ですね。

悩んだ時の解決法

悩みの内容にもよりますが、まずは自分で調べて、できるだけ自力で解決するようにしています。それでも難しい場合は、教授や准教授に相談しますし、時には後輩の中にもその分野に詳しい人がいるので、後輩にアドバイスをもらうこともあります。年齢や立場に関係なく、相談しやすい雰囲気があるのが、この科のいいところだと思います。

チームの雰囲気について

入局当初は人数が少なかったのですが、今では若い先生が多く、男女比もほぼ半々で、とてもバランスの取れたチームになっています。年齢も近いので、後輩からも気軽に質問してもらえますし、僕自身も後輩に「ちょっとこれお願いしてもいい?」と頼めるような、フラットな関係性があります。
また、家庭の事情もお互いに尊重し合う文化があり、例えば「今日は子どもの行事があるから早く帰ります」といったことも自然に受け入れられています。そういう時は「次は私がサポートしますね」と助け合える、無理のない働き方ができる環境です。これがこのチームの一番の魅力かもしれません。

これから来る人へ

関西医大の小児外科は、和気あいあいとした雰囲気の中にも、研究や海外学会発表など、学術的な活動もしっかり行っています。また、手術症例も近畿圏内では非常に多く、若いうちから多くの経験を積むことができます。
「しっかり手術経験を積みたい」という方にとっても、「家庭と両立しながら働きたい」という方にとっても、それぞれに合った働き方ができる環境があります。家族ぐるみの交流もあり、お互いを理解し合える職場です。
少しでも興味がある方は、ぜひ一度見学にいらしてください。お待ちしています。