
教授挨拶
2024年4月に伝統ある関西医科大学外科学講座から、新しく独立して開講した小児外科学講座の主任教授を拝命しました、土井崇と申します。
「小児外科」とは、新生児から思春期に至る幅広い年齢層の小児患者さまの、全身にわたる様々な臓器を対象とした、外科系の診療科です。大阪府枚方市にある関西医科大学付属病院小児外科では、お子さまのことで心配な御家族さまや、近隣の医院・病院さまからの御相談を決してお断りしない「24時間365日体制」で、お子さまに特有な外科的疾患に幅広く対応しています。豊富な知識と確かな技術で、御家族のお気持ちに寄り添い、大切なお子さまに心を込めた外科診療を提供しています。
関西医科大学附属病院には「総合周産期母子医療センター」「高度救急救命センター」「小児医療センター」を併設しており、産科・小児科・麻酔科などの関連診療科との緊密な連携による万全な協力体制で、出生前診断による生まれつきの形成異常から、急性腹症や突然の外傷などの小児救急医療、また難治性の悪性腫瘍の集学的な治療に至るまで、幅広く高度な小児外科診療を行っています。また当科では、最先端の「8K 内視鏡外科システム」を日本で初めて小児外科領域に導入し、超高精細な映像を駆使して大切なお子さまの微細な血管や神経の安全確実な温存に努めています。先天性横隔膜ヘルニアや鎖肛、Hirschsprung 病や胆道拡張症など、技術的に難易度の高い小児外科手術のほとんどを、当科では「8K内視鏡外科システム」および「da Vinciロボットサージカルシステム」を積極的に導入し、お子さまの治療に工夫と最善を尽くしています。
私たち関西医科大学小児外科の診療チームは、日本トップレベルの小児外科診療を提供する一方で、女性医師が多いことも大きな特長です。お互いのライフスタイルを尊重し、助け合いながらフレキシブルに勤務することで、1人1人が最適なワークライフバランスを目指しています。将来小児外科を目指す医学生や研修医の見学を、当科では季節を問わず随時受け入れています。病院敷地内には患者さまご家族や見学希望の医学生、研修医の先生方が宿泊利用できる「関医タワーホテル」を併設しております。いつでもお気軽にお問合せ、ご相談ください。
診療部長・診療科長・教授 土井 崇
沿革
1932年の創立以来90年にわたる伝統ある関西医科大学外科学講座と共に、その診療部門の1つとして本学小児外科の歴史が紡がれてきました。2004年に関西医科大学附属病院に診療科として初めて「小児外科」が独立して開設され、大きな転機を迎えました。翌2005年に濵田吉則先生(現名誉教授)が病院教授に就任されると、Hirschsprung 病や胆道拡張症などの難病をはじめ、幅広い分野で多くの診療実績を残され、まさに関西医科大学小児外科としての礎を築かれました。その後2014年に濵田吉則先生が本学外科学講座・小児外科担当診療教授に就任されると、同年5月には第51回日本小児外科学会学術集会を、会長として大阪国際会議場で盛大に開催されました。濵田吉則先生は2017年3月に退官されるまで、日本小児外科学会のみならず、数多くの学会や研究会の発展に貢献されました。2017年6月に本学外科学講座・小児外科担当診療教授の後任として土井崇が着任してからは、毎年1人また1人と入局者を獲得し、本学における小児外科チームの醸成を図りながら、年間500例を超える小児外科手術を行う国内屈指のハイボリュームセンターに成長しました。また日々の診療のみならず、本学における基礎および臨床研究、そして学生への教育と、バランスよく尽力できるようになりました。そして2024年4月には「関西医科大学小児外科学講座」として、旧外科学講座から新たに独立して開講し、その初代主任教授として土井崇が着任し、現在に至ります。
専門領域
- 小児外科全般
- 新生児外科全般
- 低侵襲内視鏡外科
- 創傷治療
資格など
- 医学博士(順天堂大学大学院)
- Ph.D.(アイルランド国立ダブリン大学大学院)
- 日本外科学会専門医・指導医
- 日本小児外科学会専門医・指導医
- da Vinci Certificate取得者
- 臨床研修指導医
- 緩和ケア研修修了
- European Paediatric Surgeions’ Association Scientific Committee
- International Pediatric Endosurgery Group Member

