
関西医科大学を選んだ理由
僕がこの病院を選んだ理由は2つあります。
1つ目は、関西2府4県の中で、関西医科大学は大学病院の中で小児外科の手術件数が一番多かったこと。
そして2つ目は、土井教授をはじめとしたスタッフの雰囲気や、技術力・指導力が素晴らしいと見学を通じて感じたことです。
この2つが決め手となり、関西医科大学を選びました。
小児外科を選んだ理由
僕が小児外科を選んだのは、大学5年生の臨床実習の時でした。小児外科をローテートさせていただき、生まれつき手術が必要な新生児や、小さなお子さんの手術を見学しました。
その時、土井教授や中村先生が一生懸命手術されている姿に感動しました。
そして、その後、外来で手術を受けたお子さんが元気にお母さんと一緒に来て、ご飯を食べたり、学校に行ったり、他の子と変わらない生活をしている姿を見て、「これが医療の力なんだ」と強く感じました。
未来ある子どもたちを、手術で治してあげられる――そんな医療に携わりたいと思い、小児外科を選びました。
今までで一番大変だったこと
小児外科に入局して2年目になりますが、手術や外来など様々な経験をさせてもらっています。
一番大変だったこと…と聞かれるとなかなか思いつかないですが、しんどい時もあれば、嬉しいことも、楽しいこともあります。
それらすべてを含めて、僕は今いい経験ができていると感じています。
ですので、「これが一番しんどかった」というものは、特にはないかなと思います。
一番うれしかったこと
やっぱり、患者さんが入院して手術を受け、元気に退院し、日常生活を送れるようになることが一番嬉しい瞬間です。
特に、ご両親から「退院できて本当によかったです、ありがとうございました」と言われた時、その一言だけで、これまでの苦労や大変だったことがすべて報われる気がします。
その瞬間に、やりがいを強く感じます。

悩んだときはどうしているか
診療や外来、病棟の患者さんの対応をしていると、やはり悩む症例はたくさんあります。
でも、関西医大の小児外科は上司にとても相談しやすい雰囲気です。土井教授をはじめ、皆さん本当にフランクで、困った時にはすぐに「これ、どうしたらいいでしょう?」と気軽に相談できる体制が整っています。
困った時はまず上司に相談し、そのうえで自分でもしっかり勉強し、「こうしていきたい」という方針を話し合いながら決めています。
チームの雰囲気について
一言で言うと、「アットホーム」な雰囲気です。
家族ぐるみのような温かさがある医局で、今年から小児外科講座として独立し、現在は医局員8名のコンパクトなチームです。
土井教授、中村准教授のもと、若手が中心となって活気あるチームを作っています。
また、働き方改革も進んでいて、当直明けのメンバーが早く帰れるように他のメンバーがサポートするなど、今の時代に合った考え方がしっかり浸透している職場だと感じています。
これから来る方へのメッセージ
医学生、研修医の皆さん、小児外科に少しでも興味を持っているなら、ぜひ一度、関西医科大学の小児外科を見学に来てください。
実際に雰囲気を感じて、手術やチームの姿を見ていただけたら、きっと何か心に響くものがあると思います。