
2024年4月に関西医科大学外科学講座から独立して新しく開講した小児外科学講座の、初代主任教授および関西医科大学附属病院小児外科の診療部長、診療科長を拝命しました、土井崇と申します。
1932年の創立以来90年にわたる伝統ある関西医科大学外科学講座と共に、その診療部門の1つとして本学小児外科の歴史が紡がれてきました。2004年に関西医科大学附属病院に小児外科が初めて診療科として独立する大きな転機を迎えました。翌2005年に濵田吉則先生(現名誉教授)が病院教授に就任されると、Hirschsprung 病や胆道拡張症などの難病をはじめ、幅広い分野で多くの診療実績を残され、まさに関西医科大学小児外科の礎を築かれました。2014年、本学で初めての小児外科担当診療教授に就任されると、同年5月には会長として、第51回日本小児外科学会学術集会を大阪国際会議場で盛大に開催され、日本小児外科学会のみならず、多くの学会・研究会の発展に貢献されました。
2017年6月に2代目の小児外科担当診療教授として私、土井崇が着任してからは少しずつ入局者を獲得し、私が理想とする小児外科医療とそのチームの醸成に努めながら、本学の診療・研究・教育の発展のために邁進してまいりました。そして2024年4月、外科から独立した小児外科学講座が誕生し、私がその主任教授に着任し、現在に至ります。
「小児外科」とは、生まれたばかりの新生児から思春期に至る、幅広い年齢層の小児患者さんの、脳と心臓を除く全身の様々な臓器を対象とした、外科系の診療科です。私たち関西医科大学小児外科では、お子さまのことで心配な御家族さまや、近隣の医院・病院さまからの御相談を決してお断りしない「24時間365日体制」で、こどもに特有な外科的疾患に幅広く対応しています。豊富な知識と確かな技術で、御家族のお気持ちに寄り添い、大切なお子さまに心を込めた外科診療を提供しています。
大阪府枚方市にあります関西医科大学附属病院では、「小児医療センター」および「総合周産期母子医療センター」を併設しており、産科・小児科・麻酔科などの関連診療科との緊密な連携による万全な協力体制で、出生前診断による生まれつきの形成異常から、急性腹症や突然の外傷などの小児救急医療、また悪性腫瘍などの集学的な治療に至るまで、幅広く高度な小児外科診療を行っています。また当科では、超高精細8K 内視鏡外科システムを日本で初めて小児外科手術に導入し、小さな身体の微細な血管や神経の安全確実な温存に努めています。横隔膜ヘルニアや鎖肛、Hirschsprung 病や胆道拡張症など、技術的に難易度の高い小児外科手術のほとんどを、低侵襲内視鏡外科手術、そして最先端のロボット支援手術を駆使してこどもの治療に日々最善を尽くしています。
そして当科のホームページをご覧頂いている研修医や医学生の皆さんに、私からメッセージです。私たち関西医科大学小児外科は日本トップレベルの小児外科診療を実践する一方で、女性医師が多いことも大きな特長の1つです。お互いのライフスタイルを尊重して助け合いながらフレキシブルな勤務形態で、それぞれが最適なワークライフバランスを目指して働いています。見学はお気軽に1日からでも構いません。病院敷地内には宿泊施設(関医タワーホテル)もございますので、数日間滞在しながらの見学可能で、いつでも大歓迎しています。将来私たちと一緒に子どもたちのために汗を流し、また自らの人生も楽しめる理想的な職場環境を、是非一度ご覧に来てください。
診療部長・診療科長・教授 土井 崇
専門領域
- 小児外科全般
- 新生児外科全般
- 低侵襲内視鏡外科
- 創傷治療
資格など
- 医学博士(順天堂大学大学院)
- Ph.D.(アイルランド国立ダブリン大学大学院)
- 日本外科学会専門医・指導医
- 日本小児外科学会専門医・指導医
- da Vinci Certificate取得者
- 臨床研修指導医
- 緩和ケア研修修了
- European Paediatric Surgeions’ Association Scientific Committee
- International Pediatric Endosurgery Group Member

