関西医科大学における小児外科は、2004年に関西医科大学附属枚方病院内の診療科として独立し、20年余りが経ちました。これまで北河内医療圏における小児外科医療の基幹病院として、高度かつ最先端の小児外科医療を積極的に実践してまいりました。外来および入院患者数の増加に伴い、年間手術症例数は右肩上がりの診療実績を継続し、現在では国内で有数の小児外科手術症例数を誇る施設へと成長することができました。2024年4月1日には外科学講座から「小児外科学講座」が独立して新設されました。このように振り返りますと、まさに私たちはここ関西医科大学における小児外科医療のアイデンティティーを確立してまいりました。臨床研究におきましてはこれまで多くのエビデンスを発信して参りましたが、とくに近年ではiPS細胞を利用した次世代型再生医療の開発を目的とした基礎研究にも積極的に取り組んでおり、国内外での学術的な発信を、強力に推進しているところでございます。
しかしながら一方では、ご存知のように医学研究には多額の資金が必要です。科研費などの公的資金が主な財源となりますが、昨今のわが国の厳しい財政事情も相まって、医学研究に対する予算は年々縮小される傾向にあり、公的資金獲得が非常に困難な状況となっております。また以前は公的資金以外にも、積極的に医学研究を支えて下さっていた製薬会社や企業が多数ありましたが、近年では製薬会社や企業からの研究助成金を獲得することが極めて難しいのが現状です。
したがいまして、現在の医学研究においては、皆さまからのご寄附が必要不可欠になっております。上記のような厳しい状況をご理解いただき、何卒、私たちが献身的に携わっているこの尊い「小児外科医療」へのご理解を賜り、ご寄附に御協力いただきたく、ここに心よりお願い申し上げる次第です。
寄付金の使い方
ご寄付いただいた方の趣旨がございましたら、できるかぎりその趣旨に沿えるように使用させていただきます。
私たちの希望としましては、これからの先進医療の軸となる、小児領域でのロボット支援手術の適応拡大に向けた治療実績の向上のために使わせていただきたいと考えています。また最先端8K内視鏡外科システムを用いた、こどもの将来への機能温存を目的とした、新たな低侵襲小児外科治療の開発のほか、先天性の難病の原因究明や新たな治療法の開発を目的とした、基礎および臨床研究に必要な研究費、さらにはこれからの小児外科医療を担う若い医学生や研修医の、奨学、育成のための教育資源に活用させていただきたいと考えています。
寄付金の申込み方法
寄付申込書は、一括振込用と分割振込用の2種類を用意しております。
どちらか一方をご使用の上、お申し込みをお願いいたします。
下記wordファイルをダウンロードしていただき、下記メールアドレスにご返送ください。
郵送を希望される場合は、
〒573-1010 大阪府枚方市新町2-5-1 学校法人 関西医科大学 小児外科学講座 までお願いします。
お申込みを確認後、ご指定の住所へ振込依頼書を郵送いたします。
振込依頼書に沿って寄付金のご入金をお願いいたします。
ご入金を確認後、領収書を郵送いたします。
ご不明な点やご質問がございましたら、ご遠慮なく、下記お問い合わせ先までお願いいたします。
お問い合わせ先
寄付に関するお問合せ先
- 関西医科大学小児外科学講座
- 教授 土井 崇
doitak@hirakata.kmu.ac.jp - 秘書 竹下 加奈美
takeshka@hirakata.kmu.ac.jp - 医局FAX:072-804-2578
減税措置に関するお問合せ先
- 関西医科大学 財務部 経理課
- 072-804-2145(直通)
- keirig@hirakata.kmu.ac.jp